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フェヌグリークはテストステロンを上げる?研究の数字と限界【2026年版】

2026.07.17 約19分で読めます
フェヌグリークはテストステロンを上げる?研究の数字と限界【2026年版】

フェヌグリークはテストステロンを上げる?研究の数字と限界【2026年版】

3行でいうと
  • フェヌグリークはカレーに使うマメ科の種。
  • 男性ホルモンは上がる向きだが、差は小さい。
  • 良い結果の多くは特定の抽出物・1日600mgのもの。
  • だから次に見るのは1成分ごとの配合量が書いてあるか。

「フェヌグリークで男性ホルモンが上がる」。ネットでよく見る話です。人での試験はあります。ただし差の幅は控えめでした。読み方はマカやL-シトルリンと同じで、1日何mgで調べた研究かを見ます。この記事では、2026年8月時点で実在を確認した論文の数字だけを並べます。男の4つの軸——勃起・性欲・活力・精子——を、ひとつずつ見ます。

「根拠レベル」の見方:◎確度が高い(統合解析)○確度が中(比較試験)△関連の報告(小規模・対照なし)▽参考(基礎研究・伝統的知見)

フェヌグリークって何?

フェヌグリークって何?

カレーの香りに使われる、マメ科の植物の種です。学名は Trigonella foenum-graecum。インドでは「メティ」と呼ばれます。

日本では馴染みが薄く感じますが、市販のカレー粉にはよく入っています。

伝統医学では、消化・授乳・男性の活力の文脈で長く使われてきました。ただし長い使用歴は、効くことの証明ではありません。

🌿
マメ科の一年草
学名 Trigonella foenum-graecum。地中海から西アジアが原産
🍛
カレーの香り
インドでは「メティ」。種も葉も食材として流通している
📜 長い使用歴
消化・授乳・活力の文脈で使われてきた。ただし伝統は証明ではない

カレーの香りに使う、マメ科の種。

長く食べられてきた食材だという事実は、安全性を考えるときの背景になる。

なぜ男性ホルモンに関わるの?

なぜ男性ホルモンに関わるの?

中心にあると考えられているのは、サポニンという植物成分です。なかでもプロトジオシンという物質の名前がよく挙がります。

「ステロイド骨格を持つ」と説明されますが、筋肉増強剤とは別物です。植物がふつうに持っている成分です。

提唱されている道すじは、こうです。体にはテストステロンを別のホルモンへ変える酵素が2つあります。その働きが抑えられれば、テストステロンが変換されずに残る。

■ 提唱されている道すじ(仮説)
サポニン
プロトジオシンなど
変換酵素を抑える?
アロマターゼ・5α還元酵素
変換が減る?
別のホルモンへ行きにくくなる
Tが残る?
血液中のテストステロン
図:これは提唱されている仮説です。人でこの道が主役だと確かめられたわけではありません。血液の数値が動くことと、体感が変わることも別の話です。

もうひとつ有名なのが4-ヒドロキシイソロイシンという成分です。こちらは血糖の研究で名前が出ます。実はこの植物でいちばん研究が厚いのも、テストステロンではなく血糖のほうです。

変換酵素を抑える、という道すじが提唱されている。

ただし仮説の段階。人でこの道が主役だと確かめられたわけではない。

テストステロンは上がるの?

テストステロンは上がるの?

上がる向きの結果は出ています。ただし差の幅は小さく、まとめられた試験の数も多くありません。

2020年のメタ分析(いくつもの研究をまとめて一つの結論を出す方法)は、4件の試験を統合しました。総テストステロンに有意(偶然では説明しにくい差)な効果があったと報告されています(Mansoori 2020)確度 高。

より新しい統合解析が2026年に出ました(Yang 2026)。プラセボ(見た目は同じで中身が入っていない偽物)と比べたRCT(くじ引きで2つのグループに分けて比べる、いちばん信頼できる試験)だけを集めたものです確度 高。

総テストステロンを解析できたのは6試験でした。効果量は0.25、95%の信頼区間は0.02〜0.48です。研究間のばらつきはほぼありませんでした。

統合解析 集めた試験 結果 読み方
Mansoori 2020 4試験 総テストステロンに有意な効果 方向は上向き。ただし4本は少ない
Yang 2026 6試験 効果量 0.25(95%信頼区間 0.02〜0.48) 「小さい」に分類される幅

この0.25という数字が、2026年時点でいちばん新しい要約です。

上がる向きの報告はある。ただし幅は小さい。

2026年の統合解析でも効果量は0.25で、「小さい」に入る大きさだった。

では、どれくらいの量を何週間なのか。

個別の試験でいちばん引用されるのがRao 2016です。43〜70歳の男性120名に、標準化抽出物Testofenを1日600mg、12週間与えました。二重盲検(本人にも担当医にも、どちらを飲んだか分からないようにする方法)の試験です確度 中。

結果は、加齢男性症状のスコアが下がり、総テストステロンと遊離テストステロン(実際に体で働ける状態のテストステロン)がプラセボ比で上がった、というものでした。

2024年には量を変えて比べた試験も出ています。40〜80歳の95名を12週間見たものです。唾液のテストステロンはベースライン(試験を始める前の数値)比で31.1%上がりました確度 中。

ただし血液のほうは、プラセボ群と比べると差がはっきりしませんでした。同じ試験の中でも、測る場所で結論が変わっています。

研究で使われているのは1日600mg・6〜12週が中心。

「フェヌグリーク配合」と書いてあっても、この量に届いていなければ別の話になる。

勃起と性欲の研究はある?

勃起と性欲の研究はある?

あります。ただし数は少なく、測っているのは主に本人が答える質問票です。血流そのものを測った試験ではありません。

性欲を正面から見たのがSteels 2011です。25〜52歳の健康な男性60名に、Testofenを1日600mg、6週間与えました。性的な認知・興奮・性体験・オーガズムの各項目で改善が報告されています確度 中。

勃起そのものに近い数字を出したのがPark 2018です。テストステロンが不足した男性に、フェヌグリーク種子とヤハズソウの混合エキスを1回200mg、1日2回、8週間与えました確度 中。

勃起機能の質問票(IIEF)のスコアは、飲んだ群で4.66上がり、プラセボ群では3.82下がりました。ただし混合エキスなので、フェヌグリーク単独の結果とは言えません。

またRao 2016でも、朝の勃起の回数と性交の頻度の項目で改善が報告されています。

研究 対象・量・期間 測ったもの 結果
Steels 2011 健康男性60名/600mg/日/6週 性欲の質問票 各項目で改善
Rao 2016 男性120名/600mg/日/12週 朝の勃起・性交の頻度 改善の報告
Park 2018 混合エキス400mg/日/8週 勃起機能の質問票(IIEF) +4.66(プラセボは−3.82)

これらはすべて本人の自己申告で、思い込みの影響が乗りやすい領域です。

勃起と性欲では、質問票のスコアが動いた報告がある。

測ったのは本人の感覚で、血流そのものではない。だから見るのは「何を測った試験か」と「1日あたり何mgか」の2点。

活力・スタミナはどうなの?

活力・スタミナはどうなの?

筋力と持久力では、改善の報告が複数あります。一方で、日常の「夕方まで元気か」を直接測った試験は見当たりません。

2023年の系統的レビュー(世界中の研究を漏れなく集めて整理したもの)は、6件のRCTを整理しました。うち4件で、筋力・限界までの反復回数・除脂肪体重の改善が報告されています確度 中。

残りの2件は運動後のグリコーゲン回復を見たものです。結果は割れました。参加者は10人未満で、判断材料としては弱いものです確度 低。

その4件のうちの1つが、2016年の筋トレ試験です。男性60名が1回300mgを1日2回、週4日の筋トレを8週間続けました確度 中。

質問票で見た試験もあります。平均26.1歳の健康な男性57名に、1日400mgまたは500mgを60日与えたところ、加齢男性症状のスコア・不安・握力・生活の質の指標で改善が報告されました確度 中。

何を測ったか 報告 弱点
筋力・反復回数・除脂肪体重 6件中4件で改善 筋トレをしている人が対象
運動後のグリコーゲン回復 2件で結果が割れた 参加者が10人未満
握力・不安・生活の質 60日で改善の報告 平均26歳の若い男性
日中の疲れにくさ 直接測った試験は見当たらない —

測られたのは筋トレの成績と質問票であって、日常の疲労感ではありません。

筋力と反復回数では改善の報告がある。

ただし日常の疲れにくさを測った試験は見当たらない。だから広告文句ではなく、1日あたり何mg入っているかで比べる。

精子・妊活の研究は?

精子・妊活の研究は?

精子については報告があります。ただし比べる相手がいない試験なので、割り引いて読む必要があります。

2017年の試験は、男性50名に1日500mgを12週間与えました。精子の数が85.4%の人で、精子の形が14.6%の人で改善したと報告されています確度 低(対照群なし)。

同じ抽出物で、35〜60歳の100名を12週間見た報告も2023年に出ています。テストステロン・精子の状態・精神的な冴えの改善が示されました確度 低(対照群なし)。

なぜ割り引くのか。対照群がないと、季節・生活の変化・測り直しのぶれと区別できないからです。射精の量や精液所見は、そもそも日によって揺れます。

🧪 妊活で使うなら、順番があります。サプリを選ぶより先に、精液検査で現在地を測るほうが早い。数が少ないのか、動きが悪いのか、形なのか。どこが弱いかで打ち手が変わります。精子の質を上げる要因の整理もあわせてどうぞ。

精子の数が改善したという報告はある。ただし比べる相手のいない試験。

妊活なら、まず精液検査で現在地を測る。成分を見るのはその次で、1成分ごとのmgを確認する。

副作用と飲み合わせは?

副作用と飲み合わせは?

食材として広く食べられており、通常の量では大きな問題は報告されていません。ただし飲み合わせには、現実的な注意点があります。

いちばん確立しているのは血糖です。2025年の統合解析でも、血糖の指標を下げる向きの報告が積み重なっています確度 高。

つまり、糖尿病の薬と一緒に飲むと下がりすぎることがあります。「テストステロン目的だから血糖は関係ない」とはなりません。

🩺 注意点(上段:よくある/下段:要相談)
🍁 メープルシロップ臭
汗や尿が甘い匂いになる。有名な特徴で、害はないとされる
🤢 お腹の不調
張り・下痢・胃の不快感。量が多いほど出やすい
💉 糖尿病の薬
血糖を下げる向き。併用で下がりすぎる可能性がある
🩸 血をサラサラにする薬
ワーファリンなど。出血しやすさに影響しうる
🥜 マメ科アレルギー
ピーナッツやひよこ豆に反応する人は注意
🤰 妊娠中
子宮を刺激しうるとされ、避けるのが無難

いちばん確立しているのは、血糖を下げる向きの作用。

糖尿病の薬や血をサラサラにする薬を飲んでいる人は、医師か薬剤師に相談してから。

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エビデンスの弱点はどこ?

エビデンスの弱点はどこ?

いちばんの弱点は、試験の数と原料の偏りです。良い結果の多くが、特定の標準化抽出物のものになっています。

⚠️ 弱点は隠さずに書きます
❗ 試験の数が少ない——2026年の統合解析でも、まとめられたのは6試験でした。
❗ 原料が偏っている——多くがTestofenなどの標準化抽出物・1日600mgのものです。
❗ 資金源——原料メーカーが関わった試験が含まれます。割り引いて読む必要があります。
❗ 質問票が中心——性欲や活力は自己申告。思い込みの影響が乗りやすい領域です。
❗ 精子の試験は対照群なし——比べる相手がいないので、変化の理由を特定できません。

ハーブとしては人での試験がある方です。それでも、言い切れる段階ではありません。

人での試験はあるが、数が少なく原料が偏っている。

だから製品を見るときは「何を、どれだけ入れたか」がラベルに書いてあるかを確認する。

選ぶときに見る3つの点

選ぶときに見る3つの点

見るべきは宣伝文句ではなく、ラベルに書かれた数字です。ここが読めれば、上に並べた研究の数字と突き合わせられます。

👁️ ラベルで見る3点
① 何mg入っているか、書いてあるか
 →「フェヌグリーク配合」だけなら、1mgでも「配合」です。
② 種子粉末か、標準化抽出物か
 → 研究の多くは標準化抽出物の1日600mg。粉末の量とは意味が違います。
③ 自分の持病・薬とぶつからないか
 → 血糖と血液をサラサラにする薬は、現実的な確認点です。

これはフェヌグリークに限りません。L-シトルリンとL-アルギニンでも、松樹皮エキスでも、マカでも同じです。1成分ごとのmgが開示されていて初めて、研究の数字と比べられます。量が伏せられた製品は、比べる土俵にすら上がれません。

「配合」の2文字では、量が分からない。

1成分ごとのmgが書いてある製品だけが、研究の数字と突き合わせられる。

よくある質問(FAQ)

Q. テストステロンは上がるんですか?
上がる向きの報告はあります。2026年の統合解析では6試験を集め、効果量0.25でした。「確実に上がる」と言える段階ではありません。
Q. どれくらいの量が使われていますか?
男性を対象にした主要な試験では、標準化抽出物を1日600mg、6〜12週というデザインが多く使われています。
Q. 勃起や性欲はどうですか?
質問票のスコアが動いた報告があります。ただし勃起機能の質問票で差が出た試験は混合エキスのものでした。フェヌグリーク単独の結果とは言えません。
Q. 副作用はありますか?
よく知られているのは、汗や尿がメープルシロップのような匂いになることです。害はないとされます。お腹の張りや下痢も報告されています。糖尿病の薬や血をサラサラにする薬を使っている方は、必ず医師か薬剤師にご相談ください。
Q. カレーを食べれば同じですか?
香辛料として口にする量と、研究で使われる1日600mgの抽出物は別の話です。

よく聞かれるのは量の話。

研究で使われたのは1日600mgの標準化抽出物。ここを基準に製品を見ると迷わない。

まとめ

✅ 4つの軸で見た、いまの位置
・勃起:質問票で改善の報告。ただし混合エキスの試験。
・性欲・性生活:60名6週の試験で各項目に改善の報告。自己申告。
・活力:筋力と反復回数では報告あり。日常の疲れにくさは未測定。
・射精・精子:精子の数に報告あり。ただし対照群なし。
・テストステロン:2026年の統合解析で効果量0.25。向きは上、幅は小さい。
・安全性:血糖を下げる向き。糖尿病の薬・抗凝固薬とは要相談。

「効くらしい」で止めないことです。どの研究が・誰に・何mgを・何週間・どういう形で調べたのか。そこまで見て、自分に近い条件かが分かります。そして製品側は、1成分ごとのmgが開示されているかどうかで比べられます。

向きは上、幅は小さい。それが2026年時点の位置。

期待しすぎず、切り捨てもしない。判断の材料は、ラベルに書かれた1成分ごとのmg。

参考文献

  1. Mansoori A, Hosseini S, Zilaee M, Hormoznejad R, Fathi M. (2020) “Effect of fenugreek extract supplement on testosterone levels in male: A meta-analysis of clinical trials.” Phytother Res 34(7):1550-1555. PMID: 32048383/DOI: 10.1002/ptr.6627 — 4件のランダム化試験を統合。総テストステロンに有意な効果を報告。
  2. Yang P, Niu Z, Guo J, Huang T, Chang D, Huang X. (2026) “Effects of oral fenugreek-derived preparations on testosterone-related outcomes in adult men: a systematic review and meta-analysis of randomized placebo-controlled trials.” Front Nutr 13:1903508. DOI: 10.3389/fnut.2026.1903508 — 総テストステロンは6試験を統合し、効果量 SMD 0.25(95%CI 0.02-0.48、p=0.037、I²=0%)。RoB 2 と GRADE で評価。2026年5月11日までを検索。
  3. Rao A, Steels E, Inder WJ, Abraham S, Vitetta L. (2016) “Testofen, a specialised Trigonella foenum-graecum seed extract reduces age-related symptoms of androgen decrease, increases testosterone levels and improves sexual function in healthy aging males in a double-blind randomised clinical study.” Aging Male 19(2):134-142. PMID: 26791805/DOI: 10.3109/13685538.2015.1135323 — 健康男性120名(43〜70歳)、Testofen 600mg/日・12週の二重盲検試験。加齢男性症状スコア低下、総/遊離テストステロン上昇、性機能項目の改善。
  4. Steels E, Rao A, Vitetta L. (2011) “Physiological aspects of male libido enhanced by standardized Trigonella foenum-graecum extract and mineral formulation.” Phytother Res 25(9):1294-1300. PMID: 21312304/DOI: 10.1002/ptr.3360 — 健康男性60名(25〜52歳)、Testofen 600mg/日・6週のプラセボ対照試験。性欲の各項目で改善。
  5. Park HJ, Lee KS, Lee EK, Park NC. (2018) “Efficacy and Safety of a Mixed Extract of Trigonella foenum-graecum Seed and Lespedeza cuneata in the Treatment of Testosterone Deficiency Syndrome: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Clinical Trial.” World J Mens Health 36(3):230-238. DOI: 10.5534/wjmh.170004 — 混合エキス200mgを1日2回・8週。IIEFは+4.66±10.30、プラセボ群は−3.82±9.15。フェヌグリーク単独ではない点に注意。
  6. Maheshwari A, Verma N, Swaroop A, Bagchi M, Preuss HG, Tiwari K, Bagchi D. (2017) “Efficacy of FurosapTM, a novel Trigonella foenum-graecum seed extract, in Enhancing Testosterone Level and Improving Sperm Profile in Male Volunteers.” Int J Med Sci 14(1):58-66. DOI: 10.7150/ijms.17256 — 50名・500mg/日・12週の一群非盲検試験。精子数は85.4%、精子形態は14.6%の被験者で改善。遊離テストステロンは90%の被験者で最大46%改善。対照群なし。
  7. Sankhwar SN, Kumar P, Bagchi M, Rungta M, Bagchi D. (2023) “Safety and Efficacy of Furosap®, a Patented Trigonella foenum-graecum Seed Extract, in Boosting Testosterone Level, Reproductive Health and Mood Alleviation in Male Volunteers.” J Am Nutr Assoc 42(1):27-35. PMID: 34694954/DOI: 10.1080/07315724.2021.1978348 — 35〜60歳100名・500mg/日・12週の一群非盲検試験。テストステロン、精子の状態、精神的な冴えの改善を報告。対照群なし。
  8. Albaker WI. (2023) “Fenugreek and Its Effects on Muscle Performance: A Systematic Review.” J Pers Med 13(3):427. DOI: 10.3390/jpm13030427/PMC10054907 — 6件のRCTを整理。4件で筋力・反復回数・除脂肪体重の改善。グリコーゲン回復の2件は参加者10人未満で結果が割れた。
  9. Hausenblas HA, Conway KL, Coyle KRM, Barton E, Smith LD, Esposito M, Harvey C, Oakes D, Hooper DR. (2021) “Efficacy of fenugreek seed extract on men’s psychological and physical health: a randomized placebo-controlled double-blind clinical trial.” J Complement Integr Med 18(2). DOI: 10.1515/jcim-2019-0101 — 健康男性57名(平均26.1歳)を400mg/日(19名)・500mg/日(19名)・プラセボ(19名)に割付け、60日。加齢男性症状・不安・握力・生活の質の指標でプラセボ比の改善を報告。
  10. Lee-Ødegård S, Gundersen TE, Drevon CA. (2024) “Effect of a plant extract of fenugreek (Trigonella foenum-graecum) on testosterone in blood plasma and saliva in a double blind randomized controlled intervention study.” PLoS One 19(9):e0310170. DOI: 10.1371/journal.pone.0310170 — 40〜80歳95名、0/600/1200/1800mgの用量比較・12週。唾液テストステロンは試験開始前比+31.1%(プラセボ比でも+37.2%、p=0.042)。一方、血液(血漿)の総テストステロンは開始前比+13.0%だが、プラセボ比では有意差なし(p=0.122)。
  11. Chehregosha F, Fakhr L, Tarighat-Esfanjani A, Maghsoumi-Norouzabad L. (2025) “The effects of fenugreek (Trigonella foenum-graecum) seed on glycemic parameters: An updated systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.” Avicenna J Phytomed. PMID: 41509111/DOI: 10.22038/ajp.2025.26043 — 血糖の指標に関するRCTの統合解析。この植物で最も研究が厚い領域。
  12. Wankhede S, Mohan V, Thakurdesai P. (2016) “Beneficial effects of fenugreek glycoside supplementation in male subjects during resistance training: A randomized controlled pilot study.” J Sport Health Sci 5(2):176-182. DOI: 10.1016/j.jshs.2014.09.005 — 健康男性60名、300mgを1日2回・週4日の筋トレを8週間。除脂肪体重・体脂肪・筋力の指標を評価したパイロット試験。なお本論文には後年の訂正(PMID: 32099715)がある。
男ラボ編集部
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